不動産投資のメリット・デメリット【6】
2022年03月04日
デメリット(3) マンション建築の際に長期間の借入はNG
一般に相続税対策には、借金してマンション・アパート等の建物を
建てた方がその効果が大きいと、ハウスメーカーなどは勧めて来ますが
多額で長期間に渡る借入は、空室リスクや賃料下落リスクで
返済に四苦八苦することが予想されます。
マンション・アパート等を建築する場合の適切な借入期間について
私個人の見解を述べますと、借入期間は15年から20年までと考えます。
この期間で返済できなければ、建築計画は無理があり、やめるべきです。
なぜならばマンション経営においては、築15年あたりから給湯器など
諸設備の故障や外装工事などで徐々に出費が増えてきます。
借入返済をこのあたりで完済していないと、修繕・メンテナンス関係の
諸費用を捻出できなくなり、建物自体の老朽化に拍車をかけ、ひいては
賃料の下落を招いてしまうことになります。
それに伴い、入居者の質も低下して、マンションのスラム化が進んでしまいます。