敷金礼金0円エリアでの新築共同住宅の建築
2022年04月05日
STOP!敷金・礼金0円 ~敷金0円エリアでの新築共同住宅の建築~
最近は入居募集に当たって、礼金・敷金無しという物件が
当たり前のように出てきています。
入居者にとってはとてもありがたいことですが
これからマンションを新築しようとする方は
このような入居募集のあるエリアでの建築は避けるべきです。
これが築25年の物件なら競争力が衰え、有り得る話だとは思うのですが
築10年そこそこ、あるいはそれ以下の築年数で礼金が取れないのは
そのエリアでの賃貸物件が飽和状態で
値下げ合戦がかなり加熱しているという証拠なのです。
家主にとって厳しい現実
以前は礼金2ヶ月、関西では保証金として賃料の数ヶ月分を
入居時に家主へ支払うことが一般的でした。
家主は多額の建築コストと退去後の部屋のリフォームや
入居募集のための経費を新しい入居者からの礼金や保証金で
穴埋めしてまかなうことができていました。
ところが現在は、他物件との入居者獲得競争のため
取りたくても取れないという、家主にとって極めて厳しい現実が
あることも頭に入れておかなければなりません。