リフォームの残存価格の査定の難しさ

2022年11月05日

 

 先日、弊社の近隣マンションに住んでおられるお客様が相談に来られました。

 

お住まいのマンションが狭くなって戸建てに居住するために土地を購入され、

それに伴い、今のマンションをご売却の方向で、査定を依頼するために来られたのです。

 

このお客様には、土地を購入した際にお世話になった不動産業者からも

是非マンションの売却もさせて欲しいとの依頼があったそうですが

その業者1社の専任媒介契約にするか、何社かに売却を依頼するべきかを悩んでおられました。

 

そのような中、物件地元の弊社にも一度相談してみようということでご来店されたのでした。

 

内覧させてもらったお部屋は、数年前に1000万円以上のお金を掛けてリフォームされていました。

 

収納スペースが広く取られており、台所の使い勝手や室内を移動する際の動線など

リフォームする際に入念に内装業者と打ち合わせをされたことがよくうかがえました。

 

リフォームしてから年数が経っていることもあり、このリフォーム残存の付加価値を

いくらで査定するかに頭を悩ませましたが、700万程度はその価値を上乗せできるのでは?

と弊社は判断いたしました。

 

 

 

 

書類を読む

 

 

 

さらに、このマンション周辺の環境が良好であることや物件自体の日当たりも良いこと、

そして現在、周辺の中古物件が不足しており、新築物件の高騰なども考慮した上で

査定価格を算出しお客様に提示しました。

 

結果として、他社の査定より200万ほど上乗せした額が弊社の査定価格となりました。

 

お客様は他社よりも高い評価に「そんな価格でいけますか?」と不思議がっておられましたが

上記の理由を述べた上で、売却をお急ぎの状況でなければ、この価格で2ヶ月程度は

様子を見てみませんか?とお伝えしました。

 

 

⇒次号へ続く