校区選びの課題

2024年10月10日

 

 

子育て世代が注目する「校区」選びの現状と課題

 

住宅購入を検討する際、価格や立地条件だけでなく、特に子育て世代にとって

「校区」は非常に重要なポイントになりますね。

 

大阪市内でも、教育水準の高さや評判の良さで特定のエリアが人気を集めており

弊社が拠点を置く天王寺区でも、真田山小学校や五条小学校などは

多くの保護者が「この校区に住みたい」と考えるエリアの代表例といえるでしょう。

 

しかし、こうした「人気校区」への注目が思わぬ弊害を生み出していることをご存知でしょうか?

 

 

人気のある学校に児童が集中することで、タワーマンションなどの開発も相まって生徒数が急増し

教室が「すし詰め状態」になるケースが見られています。

 

 

その結果、学級数が増えすぎて校舎が足りなくなり、敷地内に校舎を増築せざるを得ない状況が起こり

運動場や校庭が狭くなってしまうこともあります。

 

 

 

教室

 

 

教育環境への影響と保護者の本音

 

 

このような環境で、個性を重視したきめ細やかな教育を提供することは可能なのでしょうか?

 

また、人気校区では中学受験を目指す生徒も増えており

授業のカリキュラムを組むのが非常に大変だという声も先生方からよく耳にします。

 

私自身、学生時代に塾講師をしていた経験があるので分かるのですが

同じクラスの中で学力や学習ペースに大きな差がある場合、授業の進行が難しくなり

全員に行き届いた指導をするのは容易ではありません。

 

 

こうした問題を受け、最近では

「もっと少人数で、子どもたち一人ひとりに目が行き届く環境を求めたい」

という保護者の声も増えているようです。

 

特に、小規模な学校や児童数の少ないエリアをあえて選び

子どもの個性に合わせた教育を求める傾向が強まってきています。

 

 

 

 

先生と児童