(1)物件を購入する際に大切な点

2024年11月01日

 

リスクを減らすために知っておきたいこと(1)

 

 

売却時にすぐに買い手がつくか?

 

どんな物件でも購入時に最も重要な点は、もし何らかの事情で

売却する事態になった場合にすぐに買い手が見つかるかどうかです。

 

物件を気に入って購入したとしても、その後「収益が思わしくない」

「周りの環境が悪くなった」「急に資金が必要となり現金化する必要が出てきた」

「もっと良い物件が出てきたので今の物件を売却したい」など

状況が変わることがあります。

 

 

不動産物件の最大の欠点は、株や投資信託とは違い

すぐに売却して現金化できない、つまり流動性が低い点です。

 

何らかの事情で売却しなければならない場合、買い手を探すのに

大きな労力と費用がかかることが多いです。

 

 

 

弊社の苦い経験 淡路島の発展に大いに期待したが…

 

実際に弊社でも、バブル前に淡路島の土地を明石海峡大橋完成後の発展を期待して

分譲住宅用地や商業ビル用地を購入しましたが、その後バブル崩壊で

多くのプロジェクトが中止となり、発展の期待は大きく外れました。

 

 

不動産物件も売ろうにも全く買い手がつかず、借入金の返済で苦労しました。

当時の借入金利は年間5%を超えており、支払いが非常に大変でした。

 

値下げしても買い手が見つからず、高い利息を払い続けるしかない状況でした。

 

 

 

 

バブルショック

 

 

 

不動産価格が下落する際は、速やかに損切り覚悟で売却した方が

傷が深くならずに済みますが、損切りさえできないと最悪の事態となります。

 

これがまさに「負のスパイラル」です。

 

このような事態は絶対に避けるべきです。

 

そのため、購入時には売却を想定して物件を選ぶことが何よりも重要です。

 

購入後の出口戦略を常に考え、不測の事態に備えることが安定した不動産経営の第一歩です。

 

 

 

 

 

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